越えた!

今日は久しぶりに春のぽかぽかあたたかな日でしたね。大好きな春がやっとやってきたような。
でも草花達はもう既に寒い日の中でもすくすくと育っていましたね。

先日、家路の三つの段差を越えられなくなってしまったと書きましたが、今日! 久しぶりに三つともひとりで越える事ができました~

最初の3cmの難関。小さい段差だけどなぜか難関。ここがダメだと次もダメ。
少しの間、越えそうで、越えられないと迷っていましたが声掛けしているとフェンスにつかまってみたりしながら自分で少しずつ位置を変えて、えいやっ! と越える事ができました。

ハイテンションに「やった~! できたねー」と手をつなぎばんざーいと♪ 次の段差へゴーゴー♪
そして10cm。やはり少しだけ躊躇しましたが、これもえいやっ! と越える事ができました~。そして三つめの12cmも。

そして今日は夜寝る時に、お風呂上がりでまだちょっと熱い位だったので掛布団をかけないでおいたのですが、ちょっと用事をして戻ってくるとRが自分で毛布を掛けていました。知的重度の障害を持つRは自分で掛布団をかける事もできなかったのです。それがやはり昨年あたりから時々、足元に二つ折りにして置いてある毛布を自分でひっぱって掛けたりする事をするようになったのです。

ほんとに些細な事ですが嬉しくてうふふっと笑っちゃいます。
そして、その私の喜ぶ気持ちがRに伝わってRもうふふっと笑顔を返してくれるようなコミュニケーション。

人間の脳や細胞って凄いですよね。やっぱり未知の力をきっとどこかに秘めているのだと思います。

生後半年位まで、ウエスト症候群を発症するまでは、ホントにただ、ただ小さいだけの赤ちゃんでした。呼吸ができないかも、ミルクが飲めないかも、と心配されましたが、ちゃんと呼吸して、ミルクもごくごく飲んで。
可愛いフリル付のベビードレスを着せたくて着せてみると、髪が薄くほぼスキンヘッドだったので、何だかとってもアンバランス。だけど「うわーかわいいーねー♪ Rに似合うね~」とあやすとキャッキャと声をあげて笑っていました。まっすぐに私の目を見て。

病気発症して長い時間、脳に大きなダメージを受けてしまって、そして薬の強い副作用で一時は本当に横たわっているだけだったR。
長い長い時間はかかっていますが、ほんのちょっとずつちょっとずつ元の力を取り戻したり、また退行してしまったようになったり、一筋縄ではいかないけれど歩んでいます。

想いもよらぬ病気で今は治療法が見つからなくても何かのきっかけで、今ダメージを受けて動けなくなってしまっている細胞が復活して、再び最初の小さな小さな始まりから進み始める日が来るのかもしれないってRを見ていると、そう考えられます。