卒業

rk_walk.jpg本当にこんなに時間が過ぎるのが早く感じた事があるのかなって思う程、高校3年生はあっと言う間に過ぎてしまいました。
小学部から高等部までの12年間が過ぎました。

この学校へ通えて良かったと心からの感謝の気持ちでいっぱいです。

卒業式はバタバタしてあっという間に過ぎてしまうからと昨年度の保護者の先輩方に聞いていたのですが、本当にあっという間に過ぎてしまうどころか、時間が足らないよ~と思える程の早さで過ぎてしまいました。

高等部の入学式の時、スカートとジャケットのツーピースを着てちょっとだけおしゃれに、きりっとした感じに ・・・ のつもりが
ああ! Rは自分で身なりを整える事ができないのだった! のに。。。
入学式会場に入場してきたRは白いブラウスの裾が紺色のジャケットからはみ出してとても残念な姿に。。。
駆け寄って直す事もできないので「あ~なぜワンピースにしなかったのだろう。ちょっと考えたら解る事なのに~」と本当にRの晴れの舞台を台無しにしてしまったとがっくり。

そしてその残念な姿をしたRが前を通りかかったほんの一瞬で、さささっ! と、はみ出したブラウスをしまい綺麗に整えてくれた先生。本当に嬉しくて嬉しくてあの光景は今もしっかりと胸に残っています。

卒業式はもちろんワンピースにしました♪ 卒業生皆が落ち着いてしっかりと座って卒業式にのぞむ姿に感慨深いものがありました。
Rの卒業証書のバインダーには持ちやすいように紐が通してあって、校長先生が持ちやすいように渡してくださった後、その紐をしっかりと持ち途中座り込む事もなく戻ってこれました。
自分ひとりでしっかりと校長先生の前まで行って卒業証書を受け取れる生徒も居ますが、Rのように途中でちょっと立ち止まってしまったりする生徒を、こっちだよと立ち止まってしまった所まで校長先生が来て受け取る場所までの支援をしてくださったり、生徒それぞれに合った、なるべく自分でできるようにと形の違う支援で卒業証書を受け取る姿は、支援学校ならではなのですが、先生方の見守っているよという想いと生徒の頑張ってみようという想いが見えるようで、今までの色々な事が思い浮かんだりして本当に感慨深いです。

ほとんど物事に関心を示さなかったRに、少しでも多く興味を持って何かに取り組めるように、コミュニケーションがとれるようにと地道に、そして何より楽しく取り組めるようにと沢山の工夫をしていただいて、毎年毎年、出席日数も多くなっていきました。
何と今年は後期の欠席日数が3日でした! 一週間近く連続欠席も珍しくないよ~という冬なのに。そして一年を通してのお休みも2週間だけ。凄い!

これは楽しく興味を持てる事やR~と声を掛けてもらえた事が、病気で壊されてしまったRの心を再び育ててくれて、体が丈夫になるのを大きく援護してくれたからだと思っています。

知的発達が重度に遅れているRに何かを教える事は本当に並大抵の事ではありません。理解してくれたかなと思えたのに少したったら、もうできなかったり。地道に、根気よく、そして楽しくとり組んでもRに気持ちが届かなかったりする事が沢山あります。

それでも変わらず地道に根気よく楽しくできるようにと導いていただいて今のRが居ます。
病気を発症して何もできなくなってしまったRのままではありませんでした。

ありがとうございました。心から、感謝限りなしです。